新しい口臭予防法
新しい口臭の予防法、治療法ということで注目されているのが「次亜塩素酸電解水による口臭予防及び治療」です。
次亜塩素酸電解水は、食塩水を電気分解して生成するものですが、殺菌成分である有効塩素が、歯周病菌、虫歯菌など口の中の細菌を殺菌します。これが次世代の口腔洗浄剤ということで、歯科界で注目されています。
特に中でも「メデス」(ハイクロテックメディカルジャパン社)は、強い殺菌力があるにも関わらず、歯茎には優しいということでお勧めのようです。電解水独特の塩味も比較的少なくて、ほのかなミントの香りで、使用後にはかなりさっぱりするそうです。
また、専用マウスピ-スとお薬で口臭の原因菌を殺菌する「3DS」(Dental Drug Delivery System)も注目されています。これは専用のマウスピースを使用して歯の表面、歯周ポケットの隅々まで薬を浸透させるという方法です。
歯科医でマウスピースを作り、歯磨きをしてからマウスピースに薬(口臭原因菌を殺菌する)を入れます。こうすれば唾液に洗い流されず、薬の効果も長時間持続することが期待できます。
以上は最新の対策ですが、むしろお手軽対策である洗口剤での口臭予防もバカにはできません。洗口剤は口腔内の洗浄と消毒をする液体です。基本手な組成は、薬効成分(殺菌剤など)に、水、アルコール、香料、色素などを配合してあり、ブラッシングで残ったプラーク中の細菌が増殖するのを抑制します。